現在の就職活動では履歴書も重要な選考材料です
就職活動においては履歴書が必須のツールとなります。かつては面接に向けての「申込書」的な位置付けだった履歴書も、今では重要な選考書類となっており、書き方に注意をはらう必要が出ています。どういった点に気を付けなければならないのでしょうか。
まず用紙の選び方から要注意です。今は市販の履歴書にも様々なレイアウトのものが登場しておりどれを選ぶか迷うケースもあるようですが、基本は自分が書きやすいものを選ぶということです。よくある相談で、自己PRや趣味、特技などの記載欄が個別に設けてあり、それぞれどのように書いたらいいのか、というものがあるのですが、そもそもそうした欄が無いレイアウトの用紙を選ぶべきなのです。更に見落としがちなのが「保護者同意欄」のある履歴書を選んでいるケースです。特に転職者の場合にはほとんどが成人であるため保護者の同意は不要なのです。にもかかわらずそのような用紙を選んでいることで「注意力が足らない」とマイナス印象を与えることになってしまうのです。
記載内容は更に重要です。略した表記はしない、スナップ写真などは貼らない、志望動機も空欄にしないなど、当たり前のように思えることでも出来ていない人もまだまだ多く見受けられます。肝心なのは、履歴書はビジネス文書だという認識です。応募側は自宅でくつろぎながら記載するのでしょうが、読み手である会社側は職場で業務として手に取るのです。ここの温度差が不採用につながっている事実を認識しておくことが重要です。